経営規模(X1・X2)
X1では許可業種別の年間平均完成工事高、X2では自己資本額と平均利益額を評価します。
公共工事に向けた経営事項審査
決算変更届、経営状況分析、経営規模等評価・総合評定値の請求、入札参加資格までの時期を整理します。
毎年の手続に空白が生じないよう、決算確定後の工程を逆算して支援します。
実際の審査結果、点数の上昇、等級、入札参加資格、受注又は落札を保証するものではありません。
経営事項審査(経審)は、国や地方公共団体等が発注する一定の公共工事を、発注者から直接請け負おうとする建設業許可業者が、その経営に関する客観的事項について受ける審査です。完成工事高だけでなく、財務状況、技術職員、元請実績、担い手確保や防災活動等を含めて評価します。
経審を受けただけで公共工事を受注できるわけではありません。実際に入札へ進むには、希望する発注機関ごとの入札参加資格申請が必要となる場合があり、客観点のほかに発注機関独自の評価や登録条件も確認します。
2026年8月時点の評価体系は、X1・X2・Y・Z・Wで構成され、許可業種ごとに総合評定値(P点)が算出されます。
X1では許可業種別の年間平均完成工事高、X2では自己資本額と平均利益額を評価します。
負債抵抗力、収益性・効率性、財務健全性、絶対的力量の指標を、登録経営状況分析機関が分析します。
許可業種別の技術職員数と年間平均元請完成工事高を評価します。資格だけでなく、職員の在籍・常勤性等を確認する資料が関係します。
担い手の育成・確保、営業継続、防災活動、法令遵守、建設業の経理、研究開発、建設機械、認証等を評価します。
令和8年7月1日以降の申請では、Wの評価項目が改正されています。雇用保険・健康保険・厚生年金保険の加入状況はWの個別評価項目から削除されましたが、社会保険等の加入状況は建設業許可上の確認事項として別に確認します。完成工事高だけで点数が決まる制度ではありません。
総合評定値(P点)は、経営規模(X1・X2)、経営状況(Y)、技術力(Z)、その他の審査項目(W)を所定の方法で総合した数値です。許可行政庁へ総合評定値を請求すると、経営規模等評価の結果とあわせて通知されます。
P点は、公共工事の入札参加資格審査、順位付け、格付け等で利用されることがあります。ただし、発注機関ごとに主観点等の独自評価や資格要件があり、P点だけで入札参加、等級、受注又は落札が決まるわけではありません。
経営状況分析は、財務諸表等をもとに負債抵抗力、収益性・効率性、財務健全性、絶対的力量を分析する手続です。国土交通大臣の登録を受けた経営状況分析機関が行い、結果としてY点が通知されます。
総合評定値を請求する際は、経営状況分析結果通知書が必要です。当事務所の料金表では、CIICを利用する場合の分析料金を掲載していますが、CIICは複数ある登録経営状況分析機関の一つです。
通常の経審では、申請する日の直前の事業年度終了日(決算日)が審査基準日となります。会社の財務、工事実績、技術職員、その他の評価項目について、この日を基準とする期間や状況を確認します。
事業年度終了後の決算変更届では、同じ決算期の工事経歴書、完成工事高、財務諸表等を届け出ます。経審ではその内容との整合を確認しながら資料を整理します。合併・事業譲渡等の特殊なケースでは別の審査基準日が関係する場合があるため、通常の扱いを一律に当てはめません。
対象となる公共工事について発注者と契約できるのは、経審の結果通知書を受け取った後、その審査基準日から1年7か月以内です。この期間は結果通知日から起算しません。申請が遅れると、有効な結果通知書がない期間が生じる可能性があります。
そのため、毎年の決算後に、決算変更届、経営状況分析、経審、結果通知、入札参加資格申請の時期を逆算します。結果通知までの期間や発注機関の受付時期もあるため、期限直前ではなく余裕をもって準備します。
今回の審査基準日となる事業年度終了日と、公共工事・入札の予定を確認します。
工事経歴書、完成工事高、建設業法様式の財務諸表等を整理し、毎事業年度の届出を行います。
登録経営状況分析機関へ財務資料等を提出し、経営状況分析結果通知書(Y点)を受け取ります。
許可行政庁へ経営規模等評価を申請し、必要に応じて総合評定値を請求します。
経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の内容と、有効期間を確認します。
希望する発注機関の受付時期、工種、資格要件を確認して申請を準備します。
発注機関が客観点に加えて独自の評価等を行い、名簿登録や格付け等を判断します。
実際の順序、受付時期、必要条件は、許可行政庁、発注機関、自治体、申請方法等により異なる場合があります。相談時点の最新情報と希望する発注機関を確認して整理します。
必要資料は、審査基準日、許可業種、工事実績、技術職員、申請する評価項目等によって異なります。
ここに挙げたものは代表例です。令和8年7月1日以降の評価項目改正を含む最新手引きと個別の申請内容を確認し、固定のチェックリストだけで判断しません。
資料と事実に基づいて申請内容を整理します。特定のP点、点数上昇、入札参加資格、等級、受注又は落札を保証するものではありません。
行政書士報酬、行政庁手数料、経営状況分析料金を分けて表示します。
| 支援内容 | 行政書士報酬 |
|---|---|
| 経営事項審査支援 | 154,000円(税込) |
| 申請業種 | 行政庁手数料 |
|---|---|
| 1業種 | 11,000円 |
| 追加1業種ごと | 2,500円 |
経営規模等評価を申請し、総合評定値(P点)を請求する場合の合計です。
| 申請方法 | 分析料金 |
|---|---|
| 電子申請 | 12,340円 |
| 郵送申請 | 13,880円+郵送料 |
CIICは登録経営状況分析機関の一つです。2026年11月の料金改定が案内されているため、実際の申請日と利用する分析機関に応じて金額を再確認します。
上記の大阪府手数料とCIIC分析料金は2026年8月27日時点の公式表示と照合しています。制度、手引き、審査手数料、分析料及び事務所報酬は、公開前30日以内、Staging最終確認時、Production公開直前にも再確認します。
経審だけで入札参加資格が得られるわけではありません。希望する発注機関ごとの入札参加資格申請、受付時期、工種、要件を別に確認する必要があります。
公共工事を継続して発注者から直接請け負おうとする場合、審査基準日から1年7か月の期間に空白が生じないよう、毎年の決算後に経審を受ける必要があります。申請と結果通知に要する期間も見込んで準備します。
経営規模、経営状況、技術力、その他の審査項目を所定の方法で総合した総合評定値です。入札参加資格審査等で客観点として利用されることがありますが、P点だけで格付けや受注が決まるわけではありません。
財務諸表等をもとに経営状況を分析し、Y点を算出する手続です。国土交通大臣の登録を受けた経営状況分析機関が行い、その結果通知書は総合評定値を請求する際に必要です。
決算変更届と経審は別の手続です。通常は事業年度終了後に決算変更届を提出し、その内容と整合する財務・工事資料を使って経営状況分析と経審を進めます。
別の手続です。経審は建設業者の客観的事項を評価する制度で、入札参加資格は各発注機関が定める要件と方法による審査・登録です。希望する発注機関に合わせて両方の時期を確認します。
決算月、許可業種、現在の経審結果通知書、希望する入札先を分かる範囲でお知らせください。